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【フィリピン】レオパレス、サービスオフィス2号店を披露[サービス](2019/03/04)

レオパレス21は2月28日、マニラ首都圏マカティ市で、フィリピンのサービスオフィス2号店をお披露目した。4月1日に開業する。海外でのサービスオフィスの展開は、マカティ市の1号店、ミャンマー・ヤンゴン、韓国・ソウルに続く4カ所目となる。

4月1日に開業するレオパレス21のサービスオフィスのフィリピン2号店=2月28日、マカティ市(NNA撮影)

4月1日に開業するレオパレス21のサービスオフィスのフィリピン2号店=2月28日、マカティ市(NNA撮影)

フィリピンのサービスオフィス2号店は、オフィスビル「インシュラー・ライフ・ビルディング」の11階に設置した。延べ床面積は1,623平方メートルで、隣接するビルに入る1号店の1,426平方メートルより広い。部屋数は全49室で、1号店と同じ。2015年11月に開業した1号店の稼働率が、18年は平均90%と好調なため、1号店と同様にフィリピン経済区庁(PEZA)の認定を受けたビル内に設置した。入居企業は事業内容により税制優遇制度を活用できる。

2号店は、1号店と同じく業務に必要な机などの家具、通信環境、受付、会議室、共有の会議スペース、カフェエリアなどを備え、企業が入居後、直ちに業務を開始できる。出張などで利用できるコワーキングスペース(共用オフィス)や、法人設立時に必要な登記住所のみを貸し出すバーチャルオフィスも提供する。

利用料金(付加価値税=VAT含まず)は、プライベート・オフィスが1室月額3万2,000ペソ(約6万9,000円)~、シェアード・オフィスが1万6,500ペソ~、コワーキングスペースが日額550ペソ、月額5,000ペソ~などとなる。

現地法人レオパレス21・フィリピンの馬波直久社長は、1号店の稼働率は年々上がってきていると指摘。2号店は既に7部屋の仮予約が入っており、開業後は「常時、85%以上の稼働率を目指す」という。

1号店の利用企業数の累計は110社で、うち59社が日系企業。馬波氏は「日系に限らず、世界中の企業に利用してもらいたい」と述べた。

今後については、個室型のサービスオフィスが中心の1・2号店に加え、需要が伸びつつあるコワーキングスペースを中心とした拠点の設置を検討するほか、ベトナム、タイ、カンボジアで展開するサービスアパートなどの住宅、オフィスビルなどの不動産開発も手掛けていきたいと抱負を語った。

レオパレス21は現在、海外ではアジアの10カ国・地域に16拠点を展開。東南アジアでは7カ国に9拠点を置き、サービスオフィスのほか、日本から進出した企業や駐在員向けの現地物件仲介、サービスアパート事業を手掛けている。

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