【マレーシア】ランカウイ島でフェリー炎上、営業停止に[運輸](2019/02/28)
マレーシア北西部クダ州ランカウイ島とクアラクダを結ぶ観光フェリーが25日、火災で炎上する事故が発生した。これを受けて同州当局は26日、フェリーを運航するドラゴン・スター・シッピングに対して営業停止命令を出した。27日付サンほかが伝えた。
クダ州農業・運輸・1次産業委員会のアズミン・ナスルディン委員長は「州海事局が問題のフェリーについて出火原因を調査するために命じた」と説明した。同社が営業停止命令を受けるのは2度目となることから、同社が安全基準を順守していたかについても調査すると付け加えた。
25日の火災事故は、ランカウイ島のフェリーターミナルを出た直後に発生。乗客52人は直ちに避難したため全員無事だった。アズミン委員長は「乗客が燃料の匂いがしたと言及しており、これが事実ならば、直ちに運輸省に報告し、会社の営業免許はく奪を求める」と話した。
ドラゴン・スター・シッピングは昨年10月、フェリーが海上で8時間立ち往生したとして、当局から最初の営業停止処分を受けた。