【シンガポール】物流STロジ、NTUCなどと人材育成で提携[運輸](2019/02/04)
オーストラリアの物流大手トール・ホールディングス傘下の地場物流STロジスティクスは1月31日、全国労働組合会議(NTUC)系で企業研修を手掛けるNTUCラーニング・ハブ、シンガポール国立大学(NUS)とそれぞれ物流業界の人材育成に関する覚書を締結した。
調印式は、トールが西部トゥアスで昨年7月に開業した次世代物流ハブ「トール・シティー」で行われた。製造業の生産効率化を図る「インダストリー4.0」を導入する動きが広がる中、物流業界で自動化、デジタル化に対応できる高技能人材を育てることを目指す。
NTUCラーニング・ハブとは物流業界の人材の技能向上に関する取り組みで提携。NUSとは学士・修士プログラム、技術習得コースの提供、専門家の認定などで協業する。
STロジスティクスはこれまで、政府の人材育成プログラムを支援したり、奨学制度を導入したりするなど、物流業界の人材の技能向上を積極的に進めている。
トールは2015年、日本郵政グループの日本郵便の傘下に入っている。