【香港】政府がゲノム医療の新会社、12億$投資[医薬](2019/01/18)

香港政府は、がんや希少疾患の患者の全ゲノム(遺伝情報)を解析する新たなプロジェクトに乗り出す。政府が全額出資する新会社を設立し、今後6年間で12億400万HKドル(約167億1,300万円)を投じる計画だ。明報が伝えた。

政府食品・衛生局がこのほど立法会(議会)に提出した文書によると、同プロジェクトは英保健省が2013年に始動したゲノム医療の研究開発(R&D)プロジェクト「10万ゲノムプロジェクト」を参考にして推進。来年度(19/20年度=19年4月~20年3月)から6年間、毎年8,700万HKドルを新会社「香港ゲノムセンター(香港基因中心)」に充てるほか、6億8,200万HKドルの資金も別途確保する。

ゲノムセンターでは香港の公立病院を管轄する医院管理局(病院管理局=HA)や政府衛生署、大学からの紹介を受け、がんや希少疾患の患者と家族2万人分の全ゲノム解析を行い、臨床診断や治療、病状予測などに生かす予定。大規模データベースも構築し、今後の研究に役立てる。

ゲノム医療の新プロジェクトを歓迎する声がある中、公民党の郭家麒・立法会議員は「香港はゲノム医療の分野に弱いだけでなく、人材も不足している。これだけの資金を投じ、理想通りの成果が得られるか疑問を持つ」との見解を示した。

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