【ベトナム】JCB、サコム銀と初の「QR決済」を導入[金融](2019/01/15)
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JCBの海外事業子会社JCBインターナショナル(JCBI)は14日、ベトナム民間商銀大手のサコムバンクと提携し、QRコード決済サービスを開始した。JCBがベトナムでQRコード決済を導入するのは初めて。
同日に「プラチナ」デビットカードの発行を開始。サコムバンクとの提携によるJCBカードのラインアップをこれまでの一般カード「クラシック」と「ゴールド」、最上級の「アルティメット」に加え、4つに拡充した。
JCBインターナショナル(タイランド)ベトナム駐在員事務所の山口朋晃首席代表は「キャッシュレス社会へのポテンシャルの高いベトナム市場は、JCBのグローバル戦略においても最優先に位置付けている」とし、今後も新テクノロジーの導入などでも同行と提携していきたい意向を示した。
JCBの担当者によれば、端末の設置などでコストがかかるクレジットカードの導入に比べて、アプリをダウンロードするだけのQR決済はパパママショップなどでも導入しやすい。今年から来年に向け、同社がクレジットカードで提携する各行と導入を進めていきたい方針だ。
JCBはサコムバンクと2012年からクレジットカードの発行で提携を開始。昨年にはPOS(販売時点情報管理)端末にかざすだけで決済が可能な「コンタクトレス決済機能」の導入も開始している。JCBカードの発行で提携するベトナム国内の金融機関は11行。