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【台湾】青森県産米「青天の霹靂」、知事がPR[食品](2018/12/17)

青森県産米「青天の霹靂」をPRする三村申吾知事(右)=14日、台北(NNA撮影)

青森県産米「青天の霹靂」をPRする三村申吾知事(右)=14日、台北(NNA撮影)

青森県の三村申吾知事は14日、台北市内で開かれた青森県食品輸出商談会に出席し、県産米「青天の霹靂(へきれき)」や、県産リンゴでつくった果実酒「アオモリシ―ドル」などをトップセールスした。県からは6事業者が商談会に参加し、黒ニンニクやホタテなどを売り込んだ。会場には台湾の飲食、小売り関連の事業者約100人が来場した。

三村知事は、県の特産品が前後にプリントされたTシャツを自ら身に着け、親しみを込めて来場者に語りかけた。

「青森県は今、雪真っ盛り。だが、この雪が深い森に溶け込み、最上の水と肥沃(ひよく)な土壌を育んでくれるおかげで、青森の食をおいしくする」と説明。県産リンゴの最大の輸出先が台湾であるなど、台湾と青森は関係をつくってきたが、「台湾の消費者にどんな味が好まれるか」などさらに理解を深める必要があると指摘。「商談会を通じて、台湾消費者の嗜好(しこう)を知り、さらなるビジネスチャンスが生まれることを期待したい」と語った。

商談会には県産新品種で2015年から本格販売を始めた県産米の「青天の霹靂」が出品された。台湾で流通する日本産米の8割を扱う鼎三国際企業(ライメックス)の林定三会長は、「『青天の霹靂』はなんといっても、香りと粘り、つやが格別」と評する。「丼やおかずと一緒に食べるのではなく、ご飯だけで食べてもおいしい」と、台湾の消費者にも喜ばれていると紹介した。

JR東日本傘下のJR東日本青森商業開発(青森県青森市)が運営する「A―FACTORY」はリンゴ酒「アオモリシ―ドル」を出品。工場長を務める中嶋孝博氏は、「日本では健康志向もあり、リンゴで作ったシードルが女性に人気。台湾でも女性の方に飲んでいただきたい」と売り込んだ。試飲した来場者の20代の台湾人女性は、「リンゴの味が濃厚で香りもいい。甘さ控えめでアルコール分7%のタイプが一番口にあう」と、満足そうな笑みを浮かべた。

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