【香港】HKEX、「データ取引所」の創設検討[金融](2018/12/12)

香港取引所(HKEX)の李小加(チャールズ・リー)最高経営責任者(CEO)は10日、各種のデジタルデータを売買する、世界初の「デジタル取引所」を創設する構想を初表明した。ブロックチェーン(分散型台帳技術)の試験導入や、日常業務の自動化と並んで、HKEXが来年に始動させる新3カ年経営計画の3大改革指針に盛り込む。香港経済日報など11日付香港各紙が伝えた。

李CEOは、「中国は今や、高度にデジタル化された経済体となり、大量のデータが存在する。人工知能(AI)でこれら膨大なデータを分析すれば、より正確に実体経済の発展状況を反映する、全く新しい指標になり得る」と述べ、投資対象となることに期待を示した。ただ、「データは機密情報や個人情報に関わるため、取引に当たっては詳細な研究が必要だ。どのような代替品で取引を行えるかを検討しなければならない」とも付け加えた。

ブロックチェーンに関しては、中国本土(上海・深セン)と香港の株式相互取引のうち、香港から上海・深センの上場株式を売買する「滬股通」と「深股通」で試験導入を検討する。決済フローの改善や、異なる地域間で取引を確認する際に生じるタイムラグの問題の解決につなげる考えだ。

業務の自動化については既に、HKEX内部に「イノベーション実験室」を立ち上げた。HKEXで日常的に行われる膨大な作業をAIの活用などを通じて効率化させることを想定している。

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