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【インド】LCC2社、ウェブチェックインを有料化[運輸](2018/11/27)

インドの格安航空会社(LCC)であるインディゴとスパイスジェットは、オンラインチェックインの利用を有料化すると明らかにした。国内の航空業界はコスト増加に苦しんでいるものの、価格競争が激しく各社とも運賃の値上げをできずにいるのが現状。直近の四半期決算が赤字だったインディゴとスパイスは負担軽減に向けて、サービスの有料化を決めたものとみられる。ビジネス・スタンダード(電子版)が25日に伝えた。

オンラインチェックイン時に行う座席選択を課金制にすることで、サービスを有料化する。座席によって異なる追加料金はインディゴが100ルピー(約160円)から、スパイスが99ルピーから。チェックインカウンターを利用すれば、課金されないという。

2社のサービス有料化に対して、利用者はツイッターなどを通じて反発の声を上げている。また、今回の有料化によりカウンターで搭乗手続きをする利用者が増える可能性が高いため、「結果的に人件費が増すことになりコスト削減につながらない」「海外の航空会社は搭乗券の印刷に料金を設けるなどしてオンラインによるセルフチェックインを促しているにもかかわらず、国内2社の動きは業界の流れに逆行している」といった指摘も出ている。

インディゴとスパイス以外の国内航空大手については、LCCのゴーエアが無料で選べる座席を用意しているほか、ジェット・エアウェイズとビスタラ航空は、座席の選択に対して課金しない方針を示している。

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