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【台湾】長栄航空、中部・青森・松山に就航へ[運輸](2018/11/27)

台湾航空大手の長栄航空(エバー航空)は26日、2019年6月6日から台湾桃園国際空港と中部国際空港を結ぶ路線を新たに就航すると発表した。台湾からの訪日客増加に伴い、就航地を増やすことで新たな商機の獲得を図る。26日付中央通信社が伝えた。

長栄航空はまた、19年第3四半期(7~9月)に桃園―青森空港、桃園―松山空港(愛媛県)の2路線を就航するほか、成田空港や大阪、沖縄、仙台などを結ぶ各便も増便する計画という。

台湾と中部を結ぶ便は、ライバルで台湾航空最大手の中華航空(チャイナエアライン)が現在、台湾桃園国際空港から毎日1往復を運航している。一方で中部に近い名古屋を組み込んだ台湾からのツアーはまだ多くないという。

業界関係者は、名古屋が関東と関西の中間に位置するほか、北陸への主な経由地であることを挙げ、「台湾人にも人気の観光地、白川郷(岐阜県)や立山黒部アルペンルート(富山県~長野県)への交通の利便性が高まる」とし、需要は高いとみている。

また青森県や、松山市がある四国は、台湾からの個人観光客に人気の渡航先とされる。このうち四国については、中華航空が香川県の高松空港とを結ぶ路線を運航しているものの、便数は少ない。

台湾人の訪日客は17年に過去最高の456万4,000人に達し、今年は前年を上回るのは確実とみられる。長栄航空はこれまで、日本路線をそれほど強みとしていなかったが、需要の拡大を背景に、日本市場の開拓により一層力を入れる考え。

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