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【フィリピン】三菱重工、レイテの商業施設に発電機を納入[製造](2018/11/22)

三菱重工グループの三菱重工エンジン&ターボチャージャ(神奈川県相模原市)は20日、フィリピン中部レイテ島の商業施設「SMセンター・オルモック」にディーゼル発電機器「MGS」2台を納入したと発表した。同国では商業施設やオフィスビルの建設ラッシュが続いており、今後も受注拡大を目指していくという。

納入したのは1,700キロワット(kW)級と1,400kW級の計2台。機器の主要部品であるディーゼルエンジンは相模原市で製造。シンガポールとベトナムのグループ会社から調達した発電機と周辺機器を組み合わせ、フィリピンの子会社MHIエンジン・システム・フィリピン(MHIES―P)が販売した。

MHIES―Pは2007年4月設立。フィリピンでは、マニラ首都圏を中心に商業施設の開業が相次いでおり、ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)産業の隆盛でオフィスビル建設も増えている。同社は地方都市にも建設ラッシュが波及するとみて、MGSの売り込みをかける。MGSは、ビルの非常用発電のほか、島しょ部の分散型電源としても利用されているという。

SMセンター・オルモックを運営するSMプライム・ホールディングスは国内小売り最大手。モール開発・運営でも先頭ランナーで、国内で72の店舗を運営している。

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