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【ベトナム】エプソン、BtoB商品を一斉投入[製造](2018/10/19)

セイコーエプソンは18日、プリンターやプロジェクター、スマートグラスの新商品ラインアップを一斉に発表した。4月にベトナムに販売会社を設立してから初の商品発表で、BtoB(企業間取引)市場でも浸透を加速する。

インクタンク方式プリンター「Lシリーズ」(カラー)や「Mシリーズ」(モノクロ)、オフィス向けプリンター「RIPS」、複合機「WorkForce Enterprise」などで新商品を投入し、オフィスの規模、用途に合わせた提案をできるようにする。印刷の質に加えて、Mシリーズには4年保証を付けるなど耐久性や低い維持費をアピールする。

スマートグラスの「BT―300」「BT―350」、明るい色と光が特徴の「3LCD方式」のレーザープロジェクター「EB―L500/600」シリーズなども発表し、企業の生産性向上につなげる幅広い品ぞろえを押し出す。EB―L500/600は2万時間にわたりメンテナンス不要となる。

エプソンは2017年、国内プロジェクター市場でシェア22%、インクタンク方式プリンターで53%を握りトップを走る。今回発表した新商品群で業務用にも攻勢をかける。ホーチミン市の販社エプソン・ベトナムの中村秀人社長は地元メディアなどに対して「包括的なビジネス・ソリューションを実現できる商品群を発表することは、ベトナムでのエプソンの成長にとって大きな一歩となる」と胸を張った。

セイコーエプソンはエプソン・ベトナムを通じて営業を強化し、17年度から20年度まで年平均10%以上の成長を目指している。中村社長は「ユーザーの顔を見ながらやっていくことができる」と販社設立の手ごたえを感じている。代理店とともにアフターケアも充実させる方針だ。

エプソン・ベトナムの中村社長は同社設立後、初の商品発表を行った=18日、ホーチミン市

エプソン・ベトナムの中村社長は同社設立後、初の商品発表を行った=18日、ホーチミン市

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