【韓国】韓国のIT人材を誘致、北九州で交流会[IT](2018/08/28)

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人手不足に悩む日本企業の間で、語学やITスキルに優れた韓国人材に注目が集まっている。福岡県北九州市産業経済局は昨年度、韓国の釜山外国語大学校(釜山市)、仁済大学校(金海市)の2校と人材活用に関する覚書を締結。交流事業の第1弾としてこのほど、日本のIT企業に就職を希望する学生20人を北九州市に招き、市内企業と交流会を開催した。

熱心に会社説明を聞く韓国人学生=24日、北九州市(NNA撮影)

熱心に会社説明を聞く韓国人学生=24日、北九州市(NNA撮影)

釜山外国語大学校は、ITやホテル観光ビジネス、通訳など幅広い分野で日本語の専門家を養成しており、毎年100人近い学生が日本で就職している。海外就職率は韓国でトップ。仁済大学校はソフトウエア学部などを置く私立総合大学で、今年100人の海外就職を目指す。

釜山外国語大学校4年のチェ・ビョンフンさん(24)は「日本IT学科」を専攻。日本でソリューション開発の仕事をしたいと考えている。「韓国企業は残業が多い。日本企業は福利厚生が良いと聞いている」と流ちょうな日本語で話した。

仁済大学校を7月に卒業したファン・スンヒョンさん(23)も、日本企業の待遇面の良さを理由に挙げる。大学では、韓国政府が助成する海外就職支援プログラム「K―MOVE SCHOOL」を通じて、8カ月にわたり日本語とITを学んだ。「韓国では普通、50歳代で定年を迎える。日本なら長く働けるし、韓国と距離が近いことも魅力」と語った。

一方、交流会に出席した北九州のIT企業は9社。今後韓国での事業を検討しており、橋渡しとなる人材を求めている企業や、すでに海外拠点があり、人材採用において国籍を問わない企業など様々だ。

セキュリティーソリューションのラック(東京都千代田区)は来年、北九州市に監視システム開発拠点を立ち上げる予定で、新卒の技術者の採用を増やしていく。ITコンサルティングの吉川システック(北九州市八幡東区)の権藤拓取締役は「まずは日本語能力と本人のやる気。技術面は社内で教育したい」と話した。

■週末の帰国も可能

韓国では若者の失業率が10%前後で高止まりしており、海外で就職先を探す「グローバル就活」が増えている。中でも、大卒就職率が今年、98%の過去最高を記録した日本は、有望な就職先として注目が集まる。韓国政府は今後5年で1万人を日本で就職させる目標を掲げている。

日本国内では韓国人材の獲得競争がますます激しくなると予想され、北九州市は今回のような交流事業を通じて韓国人材受け入れの環境作りを早期に進める方針だ。北九州市の魅力は韓国との距離的近さ。北九州空港からはソウル便が1日2便(所要時間1時間半)、釜山便が1日1便(同1時間)運航しており、北九州で働いていても週末に帰国できる。また東京や大阪などと比べた場合の生活費の安さ、多彩な食文化などもアピールしていく考えだ。

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