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【タイ】テスコが2千店目、最新技術と環境の融合店[商業](2018/08/24)

【左】「テスコ・ロータス」ブランドとして2,000店舗目となる「テスコ・ロータス・バンクルアイ―サイノイ店」【右】セルフレジシステム「スキャン・アズ・ユー・ショップ」に使うハンドスキャナー=ともにノンタブリ県(NNA撮影)

【左】「テスコ・ロータス」ブランドとして2,000店舗目となる「テスコ・ロータス・バンクルアイ―サイノイ店」【右】セルフレジシステム「スキャン・アズ・ユー・ショップ」に使うハンドスキャナー=ともにノンタブリ県(NNA撮影)

英系の大手ディスカウントストア「テスコ・ロータス」をタイで展開するエカチャイ・ディストリビューション・システムは23日、2,000店舗目をオープンした。バンコク北郊ノンタブリ県バンブアトン郡に開業した新店「テスコ・ロータス・バンクルアイ―サイノイ店」は、QRコード決済システムなどの最新技術を導入し、店外にはリサイクルセンターを設けるなど環境にも配慮している。

バンクルアイ―サイノイ店では、全てのレジでQRコード決済ができるほか、ハンドスキャナーを使ったセルフレジシステム「スキャン・アズ・ユー・ショップ」を導入。これは専用端末で商品のバーコードをスキャンしてかごや袋に入れ、商品を選び終わった後に専用レジで精算することで、レジに並ぶ手間が省ける仕組み。ほかにも会計時にレジ袋が不要な人が並ぶ「グリーンレーン」の設置や、無料Wi―Fi(ワイファイ)サービスを提供している。

店外には、約1.2キロメートルの自転車レーン、運動やレクリエーションができる多目的公園を設けた。駐車場の屋根には太陽光パネルを設置し、店内のフードコートに電力を供給している。このほか、古紙やパッケージごみなどを回収するリサイクルセンターも設けた。

エカチャイのソムポン最高経営責任者(CEO)は、「こうした追加設備が、買い物体験と顧客の満足度の強化や、地域の支援、環境への配慮につながる」と述べた。

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