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【インドネシア】空港初のカプセルホテル、首都玄関口で開業[サービス](2018/08/13)

カプセルホテル開業でテープカットするAP2のムハンマド社長(中央)ら=バンテン州タンゲラン(NNA撮影)

カプセルホテル開業でテープカットするAP2のムハンマド社長(中央)ら=バンテン州タンゲラン(NNA撮影)

インドネシアの国営空港運営会社アンカサ・プラ(AP)2は10日、首都ジャカルタ郊外のスカルノ・ハッタ国際空港の第3ターミナルで、カプセルホテルの営業を開始した。空港内でのカプセルホテル開業は国内初。

利用料金は6時間25万ルピア(約1,919円)、1泊37万5,000ルピア。AP2のムハンマド社長によると、8月17日~31日は半額で提供し、18日に開幕するアジア大会開催に伴う空港の利用客増に対応する。部屋数は120室。まずは6~7割程度の稼働率を目指し、必要に応じて増設していくという。

ムハンマド社長はまた、北スマトラ州メダンのクアラナム空港や南スマトラ州パレンバンのスルタン・マフムド・バダルディン2世国際空港など、AP2が運営するその他の空港にもカプセルホテルを設置していきたい意向を示した。

カプセルホテルを供給するのは、地場カプセル・インドネシア。同社のルディ取締役によると空港内への設置にかかった投資額は約100億ルピア。ルディ取締役は「トランジットや航空便の遅れで空港内に長時間とどまらなければならない人々に利用してもらいたい」と話した。

カプセルホテルの部屋数は120室=10日、バンテン州タンゲラン(NNA撮影)

カプセルホテルの部屋数は120室=10日、バンテン州タンゲラン(NNA撮影)

■港湾にもカプセルホテル

9日付地元各紙によると、国営港湾運営プラブハン・インドネシア(ペリンド)3は、東ジャワ州スラバヤのタンジュンペラック港でカプセルホテルをこのほど開業した。部屋数は18室。6時間6万ルピア、1泊10万ルピアで提供している。

ペリンド3のコーポレートコミュニケーション部のリア副部長は、タンジュンペラック港に続き、中ジャワ州スマランのタンジュンマス港やバリ島のブノア港などにもカプセルホテルを設置する計画と話した。

カプセルホテルは地場のタブホテル・インドネシアが供給する。

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