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【香港】熊谷組、トンネルMOM事業を受注[運輸](2018/07/31)

熊谷組は、香港の九龍と新界・沙田を結ぶ大老山トンネル(テーツ・ケーン・トンネル)の管理・運営・保守(MOM)事業を受注した。出資する香港現地法人が年約12億円で香港政府と契約したもので、契約期間は3年。熊谷組にとって香港で手掛ける2件目のMOM事業となる。

熊谷組、中国中信(CITIC)などと設立した共同出資会社が所有する香港現法、パシフィック・インフラストラクチャー・マネジメントが受注し、今月11日から運営を開始した。熊谷組の共同出資会社への出資比率は10%。

大老山トンネルは、九龍・ダイヤモンドヒル―沙田を結ぶ全長約4キロメートルの道路トンネルで、片側2車線の計4車線。他社による建設・運営・譲渡(BOT)方式での事業期間が終了し、政府に返還されていた。

1日当たりの平均交通量は6万2,500台を見込む。

熊谷組は2016年8月、東部海底トンネルでのMOM事業の契約を受注している。今後も香港を中心としたアジア地域でのMOM事業に積極的に参画し、事業拡大と安定した収益源の確保を目指す方針だ。

今回MOM事業を受注した大老山トンネル(熊谷組提供)

今回MOM事業を受注した大老山トンネル(熊谷組提供)

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