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【マレーシア】公立学校の靴は来年から「黒」に=教育相[社会](2018/07/23)

マレーシアのマスズリ・マリク教育相は、公立学校の制服に合わせる靴の色を来年から「黒」とすることを決めたと発表した。白が主流の現状を踏まえ、移行に当たっては1年間の猶予期間を設けるとした。ニュー・ストレーツ・タイムズが22日伝えた。

マスズリ教育相によると、保護者から「白の通学靴は汚れが目立ち、扱いにくい」との声が多く、「黒の通学靴への要望が高かった」説明した。公立学校の靴は1足当たり約30リンギ(約823円)で販売されているが、低所得世帯にとっては購入負担となるほか、学生服を扱う店では白の在庫が膨れ上がるとの懸念が広がっている。

学生服販売のJQユニホーム・エンタプライズでマネジャーを務めるクアック・ハップグアン氏は、「現在、学生靴の90%以上は白色で、毎年3,000足は販売している」と話し、1年の猶予期間に急いで売りさばかなくてはならず、損失となる可能性が高いと強調した。また、メーカー側も今から生産体制を切り替える必要があり、黒への方針転換に納得できない様子だ。

一部の保護者からは、「色は問題ではない。子どもに毎週末、靴を洗わせる習慣を教えることが重要だ」との声もある。

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