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【台湾】東元、トルコアイス「MADO」を台湾展開[商業](2018/06/29)

台湾電機大手、東元電機(TECO)の黄茂雄会長は27日、トルコの老舗アイスブランド「MADO」と提携し台湾でトルコアイス店「MADO」を展開する計画を明らかにした。東元が展開する13番目の飲食ブランドとなる。28日付工商時報が伝えた。

両者は合弁会社の設立に関する契約を締結。1号店は台北市南港区の東元の営業本部にオープンさせる計画で、早ければ2カ月後の営業開始を見込む。

MADOは1850年の創立で、タイムなどのハーブを食べて育った羊の乳を使ったアイスが特徴。1991年からチェーン展開し、現在トルコに300店舗を設けているほか、傘下のコーヒー店やレストランが世界22カ国に進出している。

■飲食事業の売上高90億元目標

東元電機は27日に開幕した台湾最大の食品見本市「台北国際食品展覧会(フード台北)」にブースを出展。ブースを訪れた黄会長は、「飲食事業の傘下12ブランドの2017年の売上高は計70億台湾元(約252億円)に上った。18年の売上高は90億元を目指す」と述べ、19年には100億元の大台を突破するとの見通しを示した。

黄会長はまた、台湾で合弁展開するファストフードチェーン「モスバーガー(中国語名:摩斯漢堡)」について、店舗数が年末にも275店に拡大すると強調。このほか、「まいどおおきに食堂」など外食チェーンを手掛けるフジオフードシステムとの合弁である美食楽餐飲管理やファミリーレストラン「ロイヤルホスト」を展開するロイヤルホールディングスとの合弁会社、楽雅楽食品について、優先的に新規株式公開(IPO)させる方針を示した。

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