【インドネシア】清水建設JVが契約調印、MRT第2期工事[建設](2020/02/18)
インドネシアの首都ジャカルタを南北に走る都市高速鉄道(MRT)を運営するMRTジャカルタは17日、第2期工事の最初の工区について、清水建設とインドネシアの国営建設アディ・カルヤの共同事業体(JV)と契約を締結した。MRTジャカルタによると、契約額は4兆5,426億7,800万ルピア(約365億円)。
契約したのは第2期工事(フェーズ2A)で計画される、六つのパッケージのうち、「CP201」の工区。第1期工区の始発駅ブンダラン・ホテルインドネシア(HI)駅からハルモニ駅までの2.8キロメートルに、上下線のトンネルと2駅を施工する。工期は3月から58カ月間。2024年12月の完工を目指す。
MRTジャカルタのシルフィア取締役によると、CP201工区とCP200(MRT用変電所)以外の四つのパッケージについては現在入札中で、9月までに落札企業との契約締結を目指す。
フェーズ2Aの終着駅となるコタ駅からさらに延伸するフェーズ2B(5.8キロメートル)では、マンガドゥア駅、アンチョール駅、アンチョールバラット駅の3駅を建設する。22年半ばに着工、27年の運転開始を見込んでいる。