【ミャンマー】韓国支援のダラ大橋、ヤンゴン側が来月着工[建設](2019/07/30)
ミャンマー最大都市ヤンゴン中心部とヤンゴン川西岸のダラ郡区を結ぶ「ダラ大橋」の建設で来月、ヤンゴン側の工事が始まる見通しだ。ダラ郡区側は6月に着工している。電子メディアのイラワジが26日伝えた。
ヤンゴン管区のピョー・ミン・テイン首相は24日、「建設資材は既に到着している。ヤンゴン側では進入路の工事から始める」と話した。
ダラ大橋の全長は6,144フィート(約1,870メートル)、4車線の鋼鉄製つり橋で、幅4メートルの歩道を備える。ヤンゴン中心部ランマドー郡区のポンジー(Phone Gyi)通りと、ダラ郡区のボーミンヤウン(Bo Min Yaung)通りを結ぶ。完成は2022年初めの見込み。
交通渋滞の回避のため、ポンジー通りを走る公共バスシステム「ヤンゴン・バス・サービス(YBS)」は8月1日から21年10月まで、迂回(うかい)ルートの走行を義務づけられる。一般車両は通行できるという。
ダラ大橋の総工費は約1億6,800万米ドル(約182億円)。韓国の対外経済協力基金(EDCF)が提供する1億3,783万米ドルの借款(金利は年0.01%、償還期間は40年)を利用する。
ミャンマー政府は、同橋りょう建設にかかる土地収用の補償として、地元住民に計36億4,000万チャット(約2億6,200万円)を支払った。