【インドネシア】自然電力とアラムポート、太陽発電設備設置[公益](2021/06/17)
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再生可能エネルギー発電事業を手掛ける自然電力(福岡市)とアラムポート(東京都千代田区)はこのほど、インドネシアの複数企業への屋根置き太陽光発電設備の設置を開始した。13カ所で計4.2メガワットの屋根置き太陽光発電設備を運用する。
2020年7月に地場同業ATWグループと設立したATWアラム・ヒジャウを通じて実施する。設置先は、製薬最大手カルベ・ファルマ傘下の企業が首都ジャカルタと西ジャワ州チカランで操業する製薬工場計2カ所、トヨタのディーラー、アグン・オートモールがリアウ諸島州バタム島とバリ州で運営する店舗計9店舗、木材加工を手掛けるスンブル・グラハ・スジャトラの東ジャワ州の工場計2カ所。4月から順次着工しており、7~10月の稼働を予定している。中国から輸入した太陽光パネルを使用する。
同事業は日本とインドネシアとの温室効果ガス(GHG)排出量取引制度「二国間クレジット制度(JCM)」事業に採択されている。発電量は年6,151メガワット時、温室効果ガス削減量は年3,772トンを見込んでいる。
代表事業者のアラムポートは15年設立。インドネシアやフィリピンなど東南アジアで再生可能エネルギー発電に関する事業開発・投資、コンサル・アドバイザリー事業を行う。自然電力が20%出資している。