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【タイ】サミティヴェ病院、ワクチン接種の受付開始[医薬](2021/06/14)

タイの首都バンコクの私立病院サミティヴェート病院スクムビットは10日、タイ在住外国人を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種登録の受け付けを開始した。ただし、予約確定ではなく、先着順にワクチンの在庫状況をみながら予約確定の連絡をするとしている。タイ在住であれば登録可能だが、接種場所はいずれもバンコク市内となる。

サミティヴェート病院スクムビットは10日、タイ在住外国人を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種登録の受け付けを開始した=タイ・バンコク(NNA撮影)

サミティヴェート病院スクムビットは10日、タイ在住外国人を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種登録の受け付けを開始した=タイ・バンコク(NNA撮影)

「サミティヴェート病院・政府」と「私立病院協会」の2つのスキームがあり、いずれも18歳以上を対象としている。前者は中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製か英アストラゼネカ製(メーカー指定不可)で、無料で受けられる。接種時期は7~8月ごろの予定で、シノバック製は1回目の接種から3週間後に、アストラゼネカ製は10~16週間後に2回目を受ける。接種場所は、60歳以上が同院、60歳未満はバンコク市内の会場。

後者は米モデルナ製のワクチンを使用し、接種費用は1回1,900バーツ(約6,700円)。10月ごろの接種予定で、1回目の接種から4週間後に2回目を受ける。接種会場は同院。

サミティヴェート病院・政府スキームは<https://bit.ly/SVH_Sinovac_AZ>、私立病院協会スキームは<https://bit.ly/SVH_Moderna>で登録できる。フォーム送信後に登録したメールアドレスに登録内容が送信される。同院は、緊急回線確保のため、電話での問い合わせは控えるよう呼び掛けている。

■保健省、全外国人の登録受け付け開始

タイ保健省は11日、タイ在住外国人向けの新型コロナウイルスワクチン接種の登録ウェブサイト<https://thailandintervac.com/expatriates>で、全ての外国人の登録受け付けを開始した。これまでは60歳以上または基礎疾患のある外国人の登録のみ受け付けていた。

登録の受け付け時間は午後2~6時で、シノバック製またはアストラゼネカ製のワクチンを使用する。氏名や国籍、旅券(パスポート)番号、生年月日、住所などの個人情報を入力し、ワクチンの在庫状況に応じてメーカーや接種日、接種病院を選択できる仕組みになっている。在タイ日本大使館が保健省に照会したところ、ワクチンのメーカーや接種日、接種場所は、ワクチンの確保状況次第という。

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