【タイ】市中感染28人、過去１カ月で最少（29日）［社会］（2021/03/30）

タイ政府の新型コロナウイルス感染症対策センター（ＣＣＳＡ）は29日、新型コロナの感染者が新たに39人確認されたと発表した。市中感染者は28人で、３月３日以降で最少となった。このうち16人が医療機関で、12人が積極的疫学調査で確認された。残り11人は海外からの帰国・入国者だった。

市中感染者の内訳は、◇首都バンコクが15人◇バンコク西郊サムットサコン県が10人◇西部ラチャブリ県が１人◇東部マハサラカム県が１人◇東北部カラシン県が１人――。

第２波が到来した2020年12月18日以降、カラシン県で感染者が確認されたのは初めてで、同日から21年３月29日までに感染者が確認された地域は67都県に拡大した。

積極的疫学調査で陽性判定を受けた感染者の都県別の内訳は、バンコクが６人、サムットサコン県が５人、ラチャブリ県が１人。

累計の感染者は２万8,773人で、治療中の感染者は1,366人。回復者は２万7,313人で前日から74人増えた。死者は94人で変わらなかった。累計の感染者に対する回復者の割合は94.9％、死者の割合は0.33％となった。