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【中国】清明節は「低炭素墓参り」、民政省が提唱[社会](2021/03/12)

中国民政省は10日、今年の清明節連休(4月3~5日)について、墓参りをする際は「低炭素方式」で行うことを提唱した。習近平国家主席が主導する脱炭素社会に向けた取り組みを意識したものとみられる。

具体的には、墓前でお金などを模した紙を燃やす伝統の方式を改め、花を供えたり植樹をしたりといったやり方で祖先を追悼するよう呼び掛ける。インターネットで墓参りを済ませる「バーチャル供養」も普及させていく構えだ。

こうした新方式の墓参りには、火を使うことでの山火事リスクや、人が集まることによる新型コロナウイルスの感染リスクを減らしたいという側面もある。民政省はこのほか、期間中は墓地への入場を予約制にしたり、入場者に対して検温とマスク着用を徹底したりといった新型コロナ対策を怠らないことも関係各所に求めた。

中国では清明節に一族で墓参りに出かけ、宴会を開いて祖先を供養する習わしがある。政府は昨年も主に新型コロナ対策の観点から、墓地への入場規制やオンライン供養の奨励を打ち出していた。

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