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【フィリピン】ワクチン接種、民間病院で始まる[社会](2021/03/04)

フィリピンのマニラ首都圏にある民間の総合病院セントルークス・メディカル・センターで3日、新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。民間病院での接種開始は初めて。中国政府が供与した科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)のワクチンを使用した。

セントルークスはタギッグ市の新興開発区ボニファシオ・グローバル・シティー(BGC)とケソン市に病院を構えている。初日はアルトゥロ・デ・ラ・ペーニャ社長兼最高経営責任者(CEO)をはじめ、2カ所合わせて約100人の医療従事者がワクチンの接種を受けた。

同病院には政府から5,000人分のワクチンが供給されたという。政府は調達したワクチンについて、政府系病院だけでなく民間病院にも積極的に配分していく方針を示している。

シノバックのワクチンは2月28日に首都圏に到着し、翌日から政府系のフィリピン総合病院で接種が始まった。

ワクチン接種を受けるセントルークス・メディカル・センターの医師=3日、マニラ首都圏タギッグ市(NNA撮影)

ワクチン接種を受けるセントルークス・メディカル・センターの医師=3日、マニラ首都圏タギッグ市(NNA撮影)

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