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【タイ】GPSC、中国のリチウム電池企業に出資[製造](2021/02/11)

タイ国営石油PTTの発電子会社グローバル・パワー・シナジー(GPSC)は9日、中国の半固体リチウムイオン電池メーカーに出資する方針を明らかにした。新たに設立する子会社を通じて、約5億バーツ(約17億5,000万円)を投じ、発行済み株式の11.1%を取得する。

タイ証券取引所(SET)への報告によると、電池メーカーの安徽Axxiva新能源科が実施する第三者割当増資をGPSCの子会社が引き受ける。安徽Axxivaは、米マサチューセッツ州の24Mテクノロジーズのライセンス技術を使って半固体リチウムイオン電池を生産している。年産能力は100万キロワット時(kWh)。

GPSCは現在、出資に向けた子会社の設立手続きを進めており、3月末までには安徽Axxivaへの出資を終える予定という。

GPSCは昨年、東部ラヨーン県のマプタプット工業団地でタイで初めての半固体リチウムイオン電池のパイロットプラントを建設。今年第2四半期(4~6月)までに半固体電池「Gセル」の量産を開始する計画を明らかにしている。当初生産する電池の総容量は3万kWh。移動型、据え置き型を生産し、工場や充電所、運輸業界、電動三輪車(トゥクトゥク)、電動バスなど向けに供給する。

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