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【タイ】20年の自動車輸出、30%減の74万台[車両](2021/01/21)

タイ工業連盟(FTI)が20日発表した2020年の自動車輸出台数は、前年比30%減の73万5,842台だった。新型コロナウイルス感染症の流行を受け、2年連続での前年割れとなった。二大輸出先であるアジアとオセアニア向けがそれぞれ約3割減少した。

仕向け地別では、アジア向けが27%減の23万3,412台、オセアニア向けが29%減の21万4,355台、中東向けが16%減の11万1,424台などとなった。新型コロナの流行が続いている欧州や北米向けはそれぞれ48%減の6万622台、34%減の5万4,742台と落ち込んだ。

車両と部品の輸出総額は、25%減の5,919億バーツ(約2兆480億円)だった。

20年12月の輸出台数は前年同月比5%減の6万8,481台で、18カ月連続マイナス。輸出総額は3%増の580億バーツだった。仕向け地別では最大の輸出先であるアジアが34%増、2位のオセアニアも1%増だった。北米、欧州、中南米、アフリカ向けが28~62%減と低迷した。

一方、20年の二輪車の輸出台数は前年比23%減の72万7,152台で、3年ぶりにマイナスとなった。内訳は、完成車(CBU)が12%減の31万9,038台、部品を輸入して現地で組み立てる完全ノックダウン(CKD)が30%減の40万8,114台。部品を含む輸出額は、19%増の882億バーツだった。

20年12月の二輪車の輸出台数は、前年同月比19%減の7万8,429台で、12カ月連続でマイナスとなった。

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