【フィリピン】製油所閉鎖、下流市場の参入活発化も[資源](2020/11/19)

フィリピンの石油業界では、国内の製油所が全て閉鎖された場合、海外の石油取引業者による下流市場への参入が相次ぐとの見方が出ている。18日付ビジネスワールドが伝えた。

石油元売り大手フェニックス・ペトロリアム・フィリピンのレイモンド・ゾリリア上級副社長は「製油所がなくなると、フィリピンは(海外の)石油取引業者にとって非常に魅力的な市場になる」と指摘。多くの事業者が参入し、国内の石油輸入業者は海外勢との厳しい競争にさらされるとの見通しを示した。

国内では8月、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル系の石油元売り大手ピリピナス・シェル・ペトロリアム(PSPC)が製油所の閉鎖を発表。10月には石油元売り大手ペトロンが、製油所を閉鎖する可能性を示唆した。新型コロナウイルスの影響で燃料需要が落ち込み、製油所の経営が悪化していることが背景にあり、2社ともに閉鎖した場合は国内の製油所はゼロになる。

ピリピナス・シェルは製油所を輸入基地に転換する意向を表明している。エネルギー省石油産業管理局のアバド局長は、2社が石油輸入にかじを切れば、製油所がなくなっても大きな影響が生じることはないと指摘している。

関連記事

アクセスランキング

  • DAILY
  • WEEKLY
  • MONTHLY

公式Facebookページ

公式Twitterアカウント