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【タイ】南部ピーピー島のリゾート、炭素中立を達成[観光](2020/09/16)

「カーボン・ニュートラル(炭素中立)」の達成が認定された「ピーピーアイランド・ビレッジ・ビーチリゾート」の全景=タイ・クラビ県(同リゾート提供)

「カーボン・ニュートラル(炭素中立)」の達成が認定された「ピーピーアイランド・ビレッジ・ビーチリゾート」の全景=タイ・クラビ県(同リゾート提供)

タイ南部クラビ県のピーピー島にある「ピーピーアイランド・ビレッジ・ビーチリゾート」は15日、排出する二酸化炭素(CO2)を計算上ゼロにする「カーボン・ニュートラル(炭素中立)」を達成したと発表した。タイ温室効果ガス管理機構(TGO)から認定を受けた。

同リゾートは、敷地面積が70エーカー(約28ヘクタール)で、計201棟のタイ式のバンガローやビラがあるほか、長さ800メートルのプライベートビーチがある。

CO2排出量を計算するため、廃棄物の量や燃料・電気の使用量などの情報を提出し、審査を受けた結果、炭素中立と認められた。CO2の排出量を抑える取り組みとして、省エネの照明器具の使用、廃棄物のリサイクル、プラスチック製品の不使用、有機農園の運営などをしている。またマングローブの植樹、サンゴの繁殖、海岸の清掃なども行っている。

海は大気からCO2を吸収し地球温暖化の進行を和らげるとされ、サンゴもCO2を吸収していることから、こうした取り組みが重要だという。同リゾートのチャオ・ゼネラルマネジャーは声明で、「気候変動がわれわれの未来の最大の脅威であり、食い止めることが責務だ」とコメントしている。

ピーピーアイランド・ビレッジ・ビーチリゾートは、タイの不動産開発会社シンハ・エステートのホテル子会社Sホテルズ・アンド・リゾーツが展開。新型コロナウイルスの影響で4~6月は休業していたが、7月に再開した。

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