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【フィリピン】規格外の鉄筋流通、業界が注意呼び掛け[鉄鋼](2020/09/07)

フィリピン鉄鋼協会(PISI)は、規格外の鉄筋がルソン島のヌエバエシハ州とパンパンガ州で流通しているとして、建設業界に注意を呼び掛けた。建設現場で使われると危険だとしている。4日付マラヤが伝えた。

PISIによると、問題の鉄筋は2社が生産した製品。両州で試験的に購入し、政府の金属産業研究開発センター(MIRDC)に品質検査を依頼したところ、質量が足りずゆがみでフィリピン国家基準(PNS)を満たしていないことが8月末に分かった。

PISIは規格外の鉄筋が出回っていることについて、コロナ禍による建設不況で鉄鋼業界の需要が縮小し、競争が激化する中、メーカーがコスト削減のため低品質の鉄筋の生産に乗り出したことが背景にあると指摘。このような事態は許されないとして、監視を強化していく考えを示した。

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