【ベトナム】古河ＡＳ、越に３カ所目の製造拠点を設立［車両］（2020/09/03）

古河電気工業は２日、グループ会社で自動車用ワイヤーハーネスの製造・販売などを手掛ける古河ＡＳ（滋賀県犬上郡）が、ベトナム南部ビンロン省に現地法人を設立したと発表した。古河ＡＳにとって同国３カ所目の製造拠点となる。日系自動車メーカーの車両軽量化へのニーズに対応するため、アルミワイヤーハーネスの生産能力を強化する。

新会社「フルカワ・オートモーティブ・システムズ・ビンロン・ベトナム（ＦＡＶＶ）」を６月22日に設立した。資本金は800万米ドル（約８億5,000万円）で、古河ＡＳが全額出資する。日本市場や北米市場向けの製造拠点になる。

新たな拠点は、2021年８月の操業開始を予定する。古河ＡＳは、ホーチミン市とベンチェー省にそれぞれ製造拠点を設置しており、既存の２拠点のリソースを生かし、新拠点の早期立ち上げを目指す。