【カンボジア】新型コロナ、新たに1人感染で計274人[医薬](2020/09/02)
カンボジア保健省は8月31日、新型コロナウイルス感染症の検査で新たに1人から陽性反応が確認されたと発表した。これにより、累計患者数は274人となった。クメール・タイムズ(電子版)が伝えた。
新たに感染が確認されたのは、30歳のフランス人男性。フランスから台湾を経由し、30日にプノンペン国際空港に到着した。現在はプノンペン市内のクメール・ソビエト友好病院で治療を受けている。
同じ便で入国した乗客80人には、プノンペンのホテルなどで14日間の隔離措置が取られている。
累計感染者274人の国籍別内訳は、カンボジア人が174人、フランス人が40人、中国人が18人、マレーシア人が13人、インドネシア人が8人、米国人が7人、英国人が5人、ベトナム人とカナダ人が各3人、ベルギー人とインド人、カザフスタン人が各1人。これまでに266人が回復した。
保健省はまた、海外から帰国するカンボジア人向けの隔離施設をプノンペンに4カ所新設する計画を示した。収容人数は800~900人で、医師と診察設備を配置する。
プノンペンでは現在、隔離施設として学校など5カ所を利用。このうち高校1カ所は、10月からの新学期前に教育省に返還することが決まっている。