【ミャンマー】日本支援の医療機材、第1陣が到着[医薬](2020/08/17)
新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)に伴い、日本政府がミャンマー政府に提供する無償資金協力による医療機材の第1陣が15日、最大都市ヤンゴンの国際空港に到着した。
日本政府は6月、医療システムが脆弱(ぜいじゃく)な後発新興国のミャンマー、カンボジア、ラオスに合計55億円の無償資金協力を行うと発表した。ミャンマー分は20億円。
今回はシンガポール経由の貨物便で、集中治療室(ICU)用のベッド、静脈注射を行う際に使うシリンジポンプなどを空輸した。
ミャンマー政府はこのほか、X線の撮影装置、遠隔地での移動式医療設備などを求めており、今後、数回にわたり運ばれる見通しだ。
空港では丸山市郎・駐ミャンマー日本大使、ミャンマー保健・スポーツ省のゾー・タン・トゥン医学研究局長らが参加し、機材の引き渡し式が行われた。
ミャンマーなどは、新型コロナの感染拡大が世界的に続く中で医療システムの拡充を急いでおり、中国や韓国も支援外交を行っている。