【香港】政府の全市民検査、2週間で700万件可能[社会](2020/08/11)

香港政府が希望する全住民を対象に実施する新型コロナウイルスの無料PCR検査について、指定機関の一つである華昇診断センターの胡定旭董事長は、開始後2週間で600万~700万人分の検査が可能になるとの見通しを示した。10日付星島日報などが伝えた。

無料検査の中心拠点となる香港島・西営盤の中山記念公園体育館では、2週間後の稼働に向け館内に16の実験室の設置が進められている。胡氏は同実験室について、華昇診断センターを含む3機関が24時間態勢で対応し、一日当たり約50万件の検体を検査すると説明。運用開始から2週間で検査数は600万~700万件に達するため、症状が出ていない隠れ感染者を見つけ出すのに効果を発揮すると強調した。

市民に検査への協力を求めるため、コンビニエンスストアや香港鉄路(MTR)の駅などでも検体採取容器を配布し、収集車を走らせて検体を収集する計画。高齢者や子どもなど、検体採取にサポートが必要な場合は看護師を派遣する。検査後の検体は適切に保管・破棄し、個人情報の保護に配慮するとした。受検者は検体提出後24時間以内に結果を知ることができるという。

住民の全希望者を対象にした今回のPCR検査について、一部の専門家からは、外出禁止令とセットで5日以内に完了する必要があるとの意見が出ている。これに対して胡氏は、今回のやり方でも隠れ感染者の発見には効果的だとした上で、整備する実験室については「今後、再流行する時に備える目的もある」と強調した。

無料PCR検査の実験室は、中山記念公園体育館のほか、新界地区の大埔太平工業園にも設置される。華昇診断センターは中国本土の遺伝子情報(ゲノム)解析大手、華大基因(BGI)傘下の検査機関。

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