【韓国】中古半導体装置のサープラス、新社屋を着工[IT](2020/06/08)
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中古半導体製造装置の販売代理を手掛ける韓国のサープラスグローバルは4日、京畿道竜仁市で新社屋の着工式を開催した。
完成予定は2021年6月で、延べ床面積は6万8,000平方メートルと現社屋の2倍以上の広さとなる。新社屋の完成後も2万3,000平方メートルの別棟を建設する計画で、半導体製造に必要とされる全装置の取り扱いを目指す。
新社屋は◇販売スペース◇クリーンルーム◇半導体装置の教育センター◇整備スペース◇12インチウエハー用のテストベッド――などを併設する。
サープラスグローバルは現在、海外の半導体装置メーカーと新社屋への入居に関する交渉を進めており、約30社の契約を見込む。同社関係者は「国内外のバイヤーやエンジニアが装置を購入したり、操作方法を身に付けたりできる空間にしたい」と話した。
サープラスグローバルの直近5年間の売上高は年900億~1,400億ウォン(約80億5,000万~127億7,000万円)。新社屋を通じて、25年までに2,500億ウォン以上に引き上げる計画だ。同社は日本や台湾、米国などに現地法人を置き、各国の半導体装置メーカーの中古品を購入している。