【シンガポール】4月の空港利用者、99%以上減少[運輸](2020/05/19)

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チャンギ空港の到着ロビー=3月下旬、シンガポール東部(読者提供)

チャンギ空港の到着ロビー=3月下旬、シンガポール東部(読者提供)

シンガポールの空港利用者が激減している。4月のチャンギ空港利用者数およびナショナルフラッグキャリアであるシンガポール航空(SIA)の旅客数は前年同月比で99%以上減少した。新型コロナウイルスの感染対策として、シンガポールをはじめ各国が入国制限を実施していることが背景にある。

チャンギ空港利用者数は、前年同月比99.5%減の2万5,200人。中国で感染が広まった2月以降、急減し続けている。流行前の今年1月は前年同月比5.2%増の595万人が利用していた。

チャンギ空港の4月の発着便数は87.7%減の3,870便。今年1月の10分の1近い水準まで落ち込んだ。航空貨物取扱量は38.8%減の9万5,800トンだった。

一方、シンガポール航空(SIA)グループの4月の旅客輸送量は99.6%減の1万800人。内訳を見ると、SIA本体が99.5%減、短・中距離路線子会社シルクエアーが99.9%減、格安航空会社(LCC)スクートが99.9%減となった。

貨物部門SIAカーゴの貨物輸送量は60.6%減の3万9,400トン。貨物積載率は17.5ポイント上昇の75.6%だった。

シンガポール政府は3月下旬、短期滞在や観光目的の外国人の入国およびトランジットを禁止。労働ビザや長期滞在ビザを保有する外国人に対しては再入国前に事前承認を得ることを、国民や永住権(PR)保有者を含む再入国者全員に2週間の自主隔離をそれぞれ義務付けていた。

こうした措置に伴い、国境をまたぐ人の移動は激減。小さな島国であるため国際線しか運航していなSIAグループの2020年3月期連結決算は、1972年の会社設立以来初の通期赤字となった。

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