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【台湾】三菱日立パワー、大潭発電所の発電設備受注[公益](2020/04/24)

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は22日、台湾の公営電力企業、台湾電力(台電)の大潭火力発電所(桃園市観音区)向けに、蒸気タービン発電設備を受注したと発表した。蒸気タービン1基と発電機1基、補機・補修部品を供給する。受注額は非公開。

大潭火力発電所7号機向けに供給する。発電方式をガスタービン・シンプルサイクルから、ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)とすることなどにより高効率化を図る。MHPSによると、現在約60万キロワット(kW)の発電能力を、約50%増の約90万kWまで引き上げることができるという。

蒸気タービンと発電機はMHPSの日立工場(茨城県)で製作。韓国建設大手の現代エンジニアリングが現地で設置工事を手掛ける。GTCCでの運転開始は2023年11月を予定する。

MHPSによると、台電は発電設備の能力増強計画の一環としてGTCC化を推進している。

MHPSは05年から、大潭火力発電所1~6号機にガスタービンを含む出力総計420万kWのGTCC設備を納入した実績を持つ。現在までに、台湾域内全5カ所の火力発電所にGTCC設備を納入した。

三菱日立パワーシステムズが大潭火力発電所に納入する蒸気タービンのイメージ画像(三菱日立パワーシステムズ提供)

三菱日立パワーシステムズが大潭火力発電所に納入する蒸気タービンのイメージ画像(三菱日立パワーシステムズ提供)

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