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【韓国】SK、地場同業のファウンドリー事業買収[IT](2020/04/02)

韓国半導体大手のSKハイニックスは、特別目的会社(SPC)を通じて、地場同業のマグナチップ半導体からファウンドリー(半導体受託生産)事業と生産拠点の清州工場(忠清北道)を買収する。買収額は3億4,470万米ドル(約370億円)。メモリーに頼る「一本足打法」からの脱却に向け、ファウンドリー事業の強化を狙う。

韓国のプライベート・エクイティ・ファンド(PEF)が立ち上げた特別目的会社に、金融機関のセマウル金庫中央会とともに出資する。出資比率はセマウル金庫中央会が50%、SKハイニックスが49.8%。8月の買収完了を目指す。

マグナチップ半導体は、SKハイニックス(旧ハイニックス半導体)が経営再建の一環として2004年に売却した非メモリー部門を前身とする。直径200ミリメートルのシリコンウエハーの受託生産を手掛けてきたが、300ミリが主流の近年は受注が減少していた。

モノのインターネット(IoT)や次世代車の車載機器の普及を受け、SKハイニックスは200ミリウエハーの需要がさらに拡大すると期待している。マグナチップ半導体の生産機能を活用して、ほとんどゼロに近いファウンドリー事業のシェアを高めたい考えだ。

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