【香港】マスク着用の義務化を提言、香港大専門家[社会](2020/03/31)

香港大学感染症・伝染病センターの何栢良総監は30日に出演したラジオ番組で、香港域内で過去10日間に確認された新型コロナウイルスの感染者数が約430人に達したことについて、「公営医療はすでに臨界点に達し、戦時状態だ」と強い危機感を表明。市民の中には人に感染させる恐れがあることにまだ無自覚な人がいるとして、香港政府に公共の場でのマスク着用を義務化する立法措置を講じるよう提言した。官営メディアRTHKなどが伝えた。

何氏は地下鉄やバス、タクシーなどの公共交通機関の乗客の中には、今もマスクを着けていない人がいると指摘。症状のない感染者がマスクを着けないまま行動し、コミュニティー内でウイルスの感染を広げることに懸念を示した。

一日に数十人単位で増えている最近の感染者数についても、「近いうちに100人を超える可能性がある」と注意を喚起した。

香港大学医学部微生物学科の袁国勇教授も30日、香港の感染状況について「少しずつ制御できない状態になってきている」との現状認識を示した。袁氏は「今、最も重要なのは感染源を監視下に置き、コミュニティー内での感染拡大を防ぐことだ」と強調。現時点では検査数が少なく、地域内にいる症状の軽い感染者を見つけ出せていないと指摘した。市民の感染予防への意識が弱まっていることにも警鐘を鳴らした。

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