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【台湾】台湾中央銀が0.25%利下げ、過去最低に[金融](2020/03/20)

台湾中央銀行(中銀)は19日に開いた理監事会で、政策金利を0.25%引き下げ、1.125%にすることを決定した。世界金融危機後の2009年2月~10年6月の1.25%を下回り、過去最低を更新した。金利が動くのは15四半期ぶり。

新型コロナウイルス感染症による経済への悪影響を踏まえ、利下げに踏み切った。20日から適用する。

経済日報などによると、市場が事前に予測していた利下げ幅0.125%を上回った。

政策金利は16年7月1日以降、据え置きを続けていた。

■成長率予測を0.65P下方修正

中銀は、台湾の20年の経済成長率を前年比1.92%と予測した。昨年12月に予測した2.57%成長から大きく引き下げた。新型コロナウイルスの影響を加味した。

このうち上半期(1~6月)の成長率は前年同期比1.07%に下方修正した。下半期(7~12月)は、世界的にサプライチェーンの生産が回復すれば台湾の輸出を押し上げるほか、民間消費の上向きや政府の産業支援策なども好材料になると指摘した。

20年の消費者物価指数(CPI)上昇率の見通しは0.59%、価格変動幅が大きい野菜と果物を除いたコアCPI上昇率は0.55%にそれぞれ設定した。前回予測からともに0.1ポイント以上引き下げた。

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