【インド】IHIなど、バングラの橋建設を完了[運輸](2020/02/14)
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IHIは13日、日本企業3社とバングラデシュで進めていた橋の改修と増強が完了したと発表した。橋の交通量は工事前に比べて8割近く増える見通しだ。
首都ダッカとチッタゴンを結ぶ国道に位置する3本の橋を改修するとともに、それぞれの橋に並行する形で第2の橋を建設した。日本政府による円借款の案件で、IHI傘下のIHIインフラシステム、大林組、清水建設、JFEエンジニアリングの4社が計900億円で受注。2016年1月に着工し、今年1月3日に完工した。今月9日には竣工式典を開いた。
改修と増強によって橋の交通量は拡大する見通しだ。12年の実績と23年の目標値を比べると、1日当たりの平均交通量はカチプール橋が7万6,732台から13万6,030台、メグナ橋とグムティ橋がそれぞれ6万5,008台から11万6,342台に増えると国際協力機構(JICA)は試算する。工事では、風雨や波によって橋脚が劣化する洗掘への対策や、耐震性の向上などを施した。