【シンガポール】居酒屋「相席屋」、東南アジアへ[サービス](2020/01/13)
居酒屋チェーン「相席屋」を運営するセクションエイト(東京都渋谷区)は10日、シンガポール企業と同国で合弁会社を設立し、東南アジアで相席屋をフランチャイズ展開すると発表した。セクションエイトが海外で相席屋をフランチャイズ展開するのは初となる。
シンガポールでカラオケ店を展開するコルレーネ(Corlene)インターナショナル・エンターテインメントの子会社ウキヨ・ベンチャーズと、今月中に合弁会社アイセキヤ・インターナショナルを設立する。資本金は6万Sドル(約490万円)。出資比率はセクションエイトが33.4%、ウキヨが66.6%だ。
相席屋は男女の出会いの場を提供する居酒屋。初対面の男女が相席して一緒に飲食や会話を楽しむことができる。セクションエイトは新会社と相席屋のマスターフランチャイズ契約を締結。新会社は現地企業とフランチャイズ契約を結んで店舗展開していく。
初年度は、シンガポールを含む東南アジア地域で2店舗以上を展開する。その後も同地域で年2店舗以上のペースで出店し、5年で10店舗超とする計画だ。
セクションエイトの広報担当者はNNAに対し、「最初に出店する2店のうち1店はシンガポールとなる。特に同国は晩婚化が進んでいることから、相席屋事業の需要があると見込んでいる」と述べた。
セクションエイトは日本で約50店の相席屋を展開。料金は女性が無料、男性は10分当たり550円(平日月~木曜日、食べ放題・飲み放題)となっている。東南アジアでの料金体系は未定という。