【ミャンマー】日立産機、配電用変圧器5600台を受注[公益](2019/11/19)
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日立グループの日立産機システムは18日、ミャンマー電力・エネルギー省から配電用変圧器約5,600台を受注したと発表した。2017年9月に続く2回目の受注で、金額は約1,064万米ドル(約11億5,700万円)。
現地子会社の日立ソー・エレクトリック&マシナリー(日立SEM)が受注した。
ミャンマーでは近年の経済発展で電力需要が急速に高まっているが、全国の電化率は50%に満たない。このため、政府は2015年9月、世界銀行の財政支援を得て「全国電化計画」(NEP)を策定。全国の電化率を19年末までに50%、25年に75%、30年までに100%とする目標を掲げた。
NEPの実施にあたり、同国は15年9月に初めて配電用変圧器の入札を実施。日立SEMが約5,400台を約1,500万米ドルで受注した。2回目の今回も同社が受注。合わせて約1万1,000台を納入することになった。
日立SEMは、今回受注した変圧器の生産を年内に開始し、20年中に全て納入する方針。
日立産機システムは声明で「今後、変圧器を中心とする送配電機器の製造、販売、据え付け、保守を通じ、ミャンマーの電力の安定供給を支えていく」との方針を示した。