【シンガポール】データセンターのアイネット、拠点開設[IT](2019/11/06)
独立系データセンター大手のアイネット(横浜市)は5日、シンガポールに駐在事務所を開設したと発表した。IT関連市場の成長が著しい東南アジアで商機を模索する。
新事務所では、東南アジアでの情報収集や市場調査、新規事業展開の検討などを実施する。アイネットは以前、海外に事業拠点を置いていたが、現時点では唯一の海外拠点となる。
経営戦略室の担当者はNNAに対し、「データセンターやシステム開発などの分野でシナジー効果を生み出すことができる事業候補を模索する」と話した。
アイネットは東証1部上場。データセンター、クラウドサービスを含む情報処理サービスや、宇宙、金融、小売り、建設など幅広い業種を対象にしたシステム開発サービスなどを手掛ける。
2019年度~21年度の中期経営計画では海外事業への投資を戦略の一つに掲げており、東南アジアに拠点を開設する計画を明らかにしていた。