【シンガポール】ビームスが期間限定店、東南アジア展開にらみ[商業](2019/10/30)
カジュアル衣料などを販売するセレクトショップ運営大手ビームス(東京都渋谷区)が、シンガポールでポップアップストア(期間限定店舗)を出店している。海外戦略の一環で、東南アジアでの事業展開の足掛かりとする考えだ。
出店先は、ニューコロニアルスタイルをコンセプトとするシンガポール発の新ブランド「コロニークロージング」のセレクトショップと、繁華街オーチャードの高島屋ショッピングセンター。海外のポップアップストアでは、過去最大数のレーベルが参加する。
中心部クラークキーに近い商業施設UEスクエアに入居するコロニークロージングでは、ビームスとサボタージュがコラボレートしたカスタムスニーカー、アロハシャツなど特別アイテムを販売。高島屋ではセレクションのテーマを変更していき、多様な商品を提供する。
出店期間はコロニークロージングが2019年10月18日~20年1月17日、高島屋の店舗が19年10月16日~12月6日だ。
ビームスは今回の出店を通じ、成長著しい東南アジアでセレクトショップという日本独自のビジネスモデルの輸出の可能性を探る。シンガポールは先進国で、若者のファッション文化が育ちつつあるため、店舗設置に向けた検証を実施する。