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【台湾】比較サイトのBigGo、日本で利用者1000万人へ[商業](2019/10/30)

ビッグゴー日本版を公開した、ブルーグースの及川謙一・最高経営責任者(CEO、中)とファンミュラの焉徳イCEO(左)ら(ブルーグース提供)

ビッグゴー日本版を公開した、ブルーグースの及川謙一・最高経営責任者(CEO、中)とファンミュラの焉徳イCEO(左)ら(ブルーグース提供)

電子商取引(EC)向けコンサルティングを行うブルーグース(千葉市中央区)は28日、台湾の楽方(ファンミュラ)が手掛ける価格比較サイト「BigGo(ビッグゴー)」の日本版を正式に公開した。異なるECサイトで販売されている30億点以上の商品を一括で検索できる。今後検索可能な商品数をさらに増やし、2020年末までに日本での月間ユニークユーザー数を1,000万人とする目標だ。

ブルーグースとファンミュラは今年7月に業務提携契約を締結しており、日本での展開に当たる。海外展開は、タイ、シンガポール、インドに続いて4カ国目。

ビッグゴーは中国・阿里巴巴集団(アリババグループ)や米アマゾン・コムなどのECサイトで販売されている同一商品の価格を一覧表示し、比較できる。8月のベータ版公開後、正式リリースに当たり、商品価格の変動履歴機能を追加。ユーザーは欲しい商品の価格が下がった場合、通知を受け取ることができ、直近90日の価格変動を見ることもできる。

ブルーグースによると、来年の早い段階で日本のフリーマーケットアプリ「メルカリ」や「ラクマ」、ネットオークション「ヤフオク!」などの個人間取引(CtoC)のサービスとも連結する予定。完了すれば、日本の価格比較サイトで最大の検索可能商品数となるという。

ファンミュラは16年設立。初期段階後に資金調達を行うシリーズAで、これまでに台湾食品大手の統一企業(ユニプレジデント)や米系ベンチャーキャピタルSOSVなどと500万米ドル(約5億4,500万円)の資金調達契約を結んだ。今後は日本の投資機関からの資金調達も視野に入れている。

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