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【マレーシア】航空委員会、エアアジアなど3社に罰金[運輸](2019/09/12)

マレーシア航空委員会(MAVCOM)は10日、航空消費者保護規則(MACPC)に違反したとして、格安航空会社(LCC)エアアジアと傘下の長距離部門エアアジアXに各20万リンギ(約516万1,500円)の罰金を科したと発表した。

マレーシアでは6月1日付でMACPCが改正され、航空会社は運賃の表示に際して、税金や手数料、燃油サーチャージなど全ての諸経費を含めた最終価格を明示することが義務付けられた。MAVCOMによると、エアアジアとエアアジアXはこの規定に違反して、8月9日までクレジットカードやデビットカード、オンライン決済の手数料を別途徴収していたという。

またMAVCOMは、空港運営会社マレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)の子会社マレーシア・エアポーツ(セパン)に、一部のサービスが「空港のサービス品質(AQS)フレームワーク」の基準を満たしていなかったとして、約118万リンギの罰金を科した。同社はクアラルンプール国際空港(KLIA)の2つのターミナルの運営を手掛けており、制裁の対象期間は今年1~3月。同フレームワークは昨年9月に両ターミナルに適用された。

MAVCOMのヌンサリ・ラディ会長は、「マレーシアの航空旅客数は年間1億人を超えている」と指摘。市場規模の大きさから、利用者の保護やサービス品質の向上のため、MACPCやAQSフレームワークを適切に運用する必要があると強調した。

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