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【カンボジア】中部の太陽光発電施設、タイ企業が建設受注[公益](2019/09/10)

アジア開発銀行(ADB)は、カンボジア中部で予定される太陽光発電施設の建設事業を、タイ企業プライム・ロード・オルタナティブ(PRACL)が受注したと発表した。同事業に関しては、ADBの支援を受け、カンボジア電力公社(EDC)が入札を実施した。プノンペン・ポスト(電子版)が9日に伝えた。

対象事業は、コンポンチュナン州で設置が予定される出力100メガワット(MW)の太陽光発電基地のうち、同60MW相当の設備を建設する内容。ADBは、EDCが実施した入札で、「PRACLが1キロワット時(kWh)当たり0.3877米ドル(約41.4円)と、応札企業26社の中で最低価格を提示したことが落札の決め手になった」と報告した。BOO(建設・所有・運営)方式での契約となる。

カンボジア政府は再生可能エネルギーの利用促進に力を入れており、EDCのケオ・ラタナック長官はかねて「太陽光発電分野への投資を来年までに12%、向こう3年間で20%拡大したい」との意向を表明していた。ADBも政府の方針を支持する考えで、「今回の入札は、カンボジアの太陽光発電事業の発展に向けて大きな意義を持つ」とコメント。太陽光発電の拡大は、カンボジアの電力供給安定化にも寄与するとの見方を示した。

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