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【カンボジア】心臓外科センター、首都小児病院で開設[医薬](2019/08/05)

カンボジアの首都プノンペンのカンタボパ小児病院で1日、プノンペンで初めてとなる心臓外科センターの完成式が行われた。地元各紙(電子版)が伝えた。

カンタボパの心臓外科センターは3階建てで、ベッド数は200床。スイスとカンボジアのカンタボパ財団の支援で開院した。建設費用は450万米ドル(約4億8,200万円)で、シハモニ国王とモニーク皇太后がこのうち120万米ドルを寄付した。医療機器は350万米ドル相当を導入した。 

1日に実施された開設式典で、シハモニ国王は国内の医療関係者らやスイス政府の支援に謝意を表明。スイスのパスカル・ベリスヴィール連邦外務事務次官は、同病院の実質的な創設者であり、2018年9月に死去したスイス人小児科医、ビート・リヒナー氏の功績を称えた。

カンタボパ小児病院は、1992年にリヒナー医師が設立。子どもや妊婦に医療を提供している。これまでに小児1,630万人を外来で診療し、190万人の入院を受け入れた。産科外来では170万人の妊婦を診療した。

心臓外科センターは、2011年に北西部シエムレアプ州のジャヤバルマン7世病院でも開設されている。

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