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【シンガポール】回転ずし長次郎、海外1号店[サービス](2019/06/24)

回転ずしチェーン「にぎり長次郎」などを展開するフーズネット(大阪府大阪市)は、シンガポール中心部に海外1号店をオープンした。同国は日本食に対する需要が高いほか、東南アジアのビジネスハブであることから進出を決めた。今回の出店を足掛かりに、域内での事業展開を見込む。

1号店は、金融街ラッフルズ・プレイスにある複合施設キャピタル・スクエア1階の日本食をテーマにしたフードコート「GOCHI」内に設置。今月13日に開店した。客席数は49席。中心部という地の利を活かし、家族連れだけでなく、観光客や会社員など幅広い客層をターゲットとする。

オープン時の従業員数は9人。うち日本人スタッフは5人(開店時のヘルプ要員3人を含む)だ。

フーズネットは日本国内で、主に郊外をメインにした「にぎり長次郎」と都心部を中心に展開する「CHOJIRO」などのブランドを持つ。シンガポールの1号店は「CHOJIRO」ブランドだ。地場アップトロンがフランチャイズ展開する。同社は1号店に1億5,000万円を投資した。

フーズネットは2023年までにシンガポールの店舗数を5店舗に拡大する計画。1店舗当たりの目標売上額は1,500万円だ。

同社の担当者はNNAに対し、「シンガポールには本格的なすしを手頃な価格で提供している店が少なく、市場参入する価値があると判断した」と説明。海外志向がある社員の意欲向上につながるほか、人材採用の面でもプラスに働くことに期待していると付け加えた。

将来的には、東南アジアの他国にも進出したい考えも明らかにした。ただ、現時点で具体的な次の進出先は未定としている。

フーズネットは今年2月時点で日本国内で60店舗を展開している。うち「にぎり長次郎」が54店舗で、「CHOJIRO」が6店舗だ。

フーズネットはシンガポール中心部に、海外1号店となる回転ずし店「CHOJIRO」をオープンした(NNA撮影)

フーズネットはシンガポール中心部に、海外1号店となる回転ずし店「CHOJIRO」をオープンした(NNA撮影)

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