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【インドネシア】コモド島、21年から1年間閉鎖=州知事[観光](2019/06/14)

インドネシアの東ヌサトゥンガラ州のフィクトール知事は11日、世界最大のトカゲ、コモドオオトカゲ(コモドドラゴン)が生息するコモド島を2021年1月1日から1年間閉鎖する計画を明らかにした。生息数が減少しているコモドドラゴンの保護が目的。ニュースサイト『リプタン6』などが12日伝えた。

フィクトール知事は、コモドドラゴンの体にマイクロチップを埋め込み、個体数や位置情報を把握できるようにすると説明。「島の閉鎖中に、レンジャー(自然保護官)の装備や保護システムの強化を図る。スマートフォンでコモドドラゴンの位置情報が分かるようになれば、人が襲われる危険も少なくなる」と述べた。

コモドドラゴンの保護予算は現在、年間200億ルピア(約1億5,200万円)に設定されているが、フィクトール知事はこれを10倍の2,000億ルピアまで引き上げるのが理想としている。入島料がわずか10万ルピアなのは安すぎると指摘し、整備後に料金を引き上げる考えを示した。

コモド島は、コモドドラゴンの生息数の減少を背景に、昨年8月ごろから入島制限や料金の値上げ、閉鎖などの対策が検討されていた。

コモド島に生息しているコモドドラゴン(NNA撮影)

コモド島に生息しているコモドドラゴン(NNA撮影)

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